魂が「ここ」に帰ってくるという考え方

あなたに出会えたことに感謝します。🙏

こんにちは!ややまる。です!🙌

先日から読み進めている本でめっちゃ心が動いた部分があり、ちょうどその章を読み終えました。

本日はその本の一節から自分の経験と照らし合わせてお話ししていきたいと思います。

ちょっぴり哲学チックな話になりますが、出来る限り読みやすいよう心がけます。

読んだ本は最後に紹介しますね!

ややまる。
ややまる。

それでいってみましょう

「しぬ」と「死ぬ」って微妙に違うらしい

最古の日本語で書かれた古典とされる『古事記』からこの「しぬ」を考えた時に、日本と中国では明確に違いがあるということが書かれていました。

漢字の「死」というのは白骨を拝む、つまり身体的精神的に「永続的な別れ」というイメージがあるとのこと。

ですが日本ではこの漢字を当てはめる前の「し」については、一時的な別れというニュアンスになっていたらしいのです。

でも漢字の伝来とともに、この「し」に「死」の文字が当てられたことで、「しぬ」一時的な別れから永続的な別れとしての「死ぬ」イメージにかわったといいます。

いやあ、面白い。

漢字が持つイメージで概念や価値観まで変わるのは面白いですね。

ちなみに死後のことを「黄泉の国」と表記しますが、死後の国って地下にあるイメージじゃないですか?

本来はこの字も「よみ」とひらがなになっていたらしく。

この「黄泉」の引用元では本来「地下の泉」のことを指すそう。

なので「黄泉」の漢字を当てはめたことによって、上下の世界のイメージを持つようになったと書いておりました。

ですがこの「黄泉」の字が当てはめられる前の価値観では、この世もあの世も地続きになっているという価値観だったそうです。

ややまる。
ややまる。

ひらがなと漢字で価値観の違いが出るって日本語ならではの発見だなとめっちゃ読みながら感動していました。

日本における「お盆」が独特

でも心のどこかで、死ぬって永遠じゃないよなって考え方は根付いている人も多い気がします。

私も死ぬのは悲しいし怖いけど、どこかその人がそばにいるのかなって考えたりすることありますし。

これの代表例が「お盆」だといいます。

なんとここでも中国と日本で違いがあるとか。

中国のお盆は死者を祭る儀式として、あの世で死者が困らないように「紙銭(しせん)」という紙を銭形に切ったものを燃やすそうです。

ですが日本にお盆の文化が渡った時に、死者を呼んで共に過ごす儀式というものに変わったそうです。

「しぬ」の概念から見ても分かる通り、死者ではなく「なくなっただけの人」と解釈している例だとしています。

迎え火と送り火もなくなった方が行き帰りするという前提で行う儀式ですし。

当たりまえに思っていたお盆への概念に日本独特の文化があるのかと再実感しました。

ややまる。
ややまる。

見えないけど、そこにいるし、お盆になったらここに帰ってくる。
改めてこの考え方がしっくりきますね。

霊媒師が必要とされる理由の考察

そうすると霊媒師も「しぬ」の概念の象徴としての職業な気がします。

なくなった方もそこにいる、っていう考え方があるから幽霊が原因のトラブルがあると考える人もいるし、逆に幽霊に助けられたっていう話もあります。

結局はこの「なくなった方もそこにいる」っていう考え方があるからこそ、なくなった人の思いや気持ちを伝えられる存在がいて欲しい、だから霊媒師を頼るという形で必要とされるんだと思います。

父がまさに霊に関わる仕事をしているので、より日本古来の考え方ゆえの仕事なのかなと思ったらちょっと感動していました。

まとめ:見えない人間がそこにいる

最後に。

この面白い話はこちらの本に載っていました。

2025.12時点では Kindle unlimited 対象になっています。

『古事記』は日本人の精神の古層を教えてくれると本書には書いています。

私たちが何気なく思っている幽霊って身近な存在だっていう考え方は、私が生まれるずっと前からある価値観なんだと古典を読むことでも感じられるっていいですね。

ちゃんと先祖と地続きでつながっている文化や歴史がちゃんとあるなって感じられる。

古典に対する面白さを教えてくれた本です。

新しい発見のために、続きをゆっくり読んでいきます。

興味がある方はぜひ読んでみてくださいませ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!🌼

またお会いしましょう!🌱

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ややまる日記
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