あなたに出会えたことに感謝します。🙏
こんにちは!ややまる。です!🙌
本日はなんとですね、テイルズオブハーツ(DS版)の発売17周年です。
いやぁ、めでたい。🙌
テイルズオブハーツはテイルズオブシリーズというバンダイナムコから発売されているRPG作品群。
代表としてテイルズオブジアビスやシンフォニア、ヴェスペリアは聞いたことある人もいると思います。
が、わたしはシリーズでどれが好きですかと言われたら、このハーツを推しています。
なので本日はハーツの魅力を語らせていただきます。
なんなら私の道徳の教科書と言っても過言ではないです。(過言です。)
あらすじレベルのネタバレは含みますが、ストーリーに関わる重大なネタバレはしないのでご安心を!

それではいってみましょう!
登場人物の名前が石にまつわるもの
まずは個人的好きポイントですが、主要人物の名前が全員石や宝石由来の名前になっています。
パーティメンバーで見てみると、
シング・メテオライト
▶︎ 隕石
コハク・ハーツ
▶︎ 琥珀石(アンバー)
ヒスイ・ハーツ
▶︎ 翡翠石(ジェタイト/ネフライト)
ベリル・ベニト
▶︎ 緑柱石(ベリル)
▶︎ ベニト石(ベニトアイト)
イネス・ローレンツ
▶︎ イネス石
クンツァイト
▶︎ クンツ博士によって紹介されたリチア輝石の代表的な宝石
こんな感じで石由来の名前になっているので、めっちゃ鉱石が好きな人はその石の知識や石言葉を調べるとちょっと面白いかもしれないです。

ちなみに私が生涯大好きなキャラはクンツァイトです。ストーリーを進めると彼の名前の意味や心の変化に感動します。
世界観もストーリーの気合いの入れ方がDSと思えない
そしてキャラクターの設定でも丁寧に練るほどなので、世界観もめっちゃ素晴らしいんですよね。
メインである心の形も石にみたてたり、主要キャラクターの名前を石由来の名前に統一したりと、石を起点として統一性の高い世界観を作っています。
そしてこの作品のストーリー。
心がテーマというだけあって結構胸にくるエピソードがあります。
そんでもって順当にプレイを進めるうちに
「え?そんな展開あり!?おもろ!!」
というなかなかない展開がまっています。
人生でこのパターンの展開のゲームにあったのはこのハーツ以来私はやったことがないです。
それくらい構成が非常に面白いんです。
さてここでタイトル回収しますが、こちら公式のキャッチコピーが「心と出会うRPG」です。
なんで「心と出会う」なのか。
主人公(シング)がヒロイン(コハク)の心に干渉した際に、ヒロインの心が石になって世界中に散ってしまいます。
その代償でヒロインは感情がなくなります。
自分のせいで感情を失ってしまったヒロインに償うために、飛び散ったヒロインの心のかけらを集めながら「心」について考える話なのです。
テイルズオブシリーズはどれも重厚なストーリーの作品ですが、Nintendo DSでこのめっちゃ難しいテーマである心についてここまで完成度の高いストーリーを拝めたことが光栄です、本当に。
心で起こっていることの構図化がわかりやすい
心の構図の話の前に少しだけバトルの話を。
よくあるRPGフィールドで戦うシーンももちろんありますが、こちら、心にまつわるお話しなのでバトルもちょっと面白いんです。
対象者の心に干渉できる武器を使って、内側で悪さしてる魔物を倒しながら対象者の心の核から本音を聞くというバトル方法もあります。
要約すると特殊な力でカウンセリングしてるみたいなもんです。
面白い、このシステム。
思ってもないことをいってしまうとか、自責で苦しくなっていく原因は心に感染した魔物のせいだっていう発想に感銘を受けました。
大マジで心理学勉強している身として、このゲームの構図のおかげでめちゃくちゃ整理しやすくなったと思うほどです。
もちろん心の問題って自分が作り出してしまった過剰な感情や先入観が原因だったりしますが、
「果たしてそれは本当に自分が生み出した言葉や考えだと言い切れるのか。」
そう思うことが増えました。
どうも心の調子が悪い時って、親であったり友達であったりの言葉が原因だったり、素直に受け止めず捻じ曲げてしまって苦しめていることも多いように感じます。
だって人って誰かと相互作用で生きてますから。
人が影響しないわけがない。
だからこそ、その人の言葉の裏の思想をさまざまな視点で見る必要がある。
その柔軟な視点を学ばせてもらったゲームでもあります。
まとめ:現代の心の問題とリンクしてる気がする
現在、心の悩みについてハーツが出た時よりも重要視されるようになったと思います。
その度にこのハーツのテーマを思い出しながら整理することがあります。
ちなみにこの心の魔物を放置すると心を魔物に喰われてその人が石になってしまいます。
そして石になった人は元に戻すことはできないという設定があります。
もう自分には無理だと諦めると、完全に魔物によって心を食われてしまい、石になる。
この最後の叫び声の悲痛さは見るのが辛くなります。
まさに病は気からを具現化したような設定です。
苦しくても前を向かないと心の病魔がずっと狙っているんだと、そういうことを伝えたいのかもしれないと今なら思います。
17年前のゲームですが、間違いなく今の心の問題の根本的なことについて考えさせてくれる名作です。
出来るならNintendo SwitchやPlayStationに移植されて、今こそまたプレイ出来るようにして欲しい。
そういう気持ちもありながら、改めて色んな人の心と出会いながら対話をしていく姿勢の大切さを考えた日でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!🌼
またお会いしましょう!🌱

